首都圏から好アクセスのスキーリゾートと名高い越後湯沢。一方で開湯900年以上を数える由緒正しき温泉地でもあり、古くより三国街道の宿場町として栄えてきた。そんな湯沢の歴史を物語るような風情漂う宿が『湯けむりの宿 雪の花』。館内は素足のままくつろげる畳敷きで、昭和をモチーフにした照明など伝統を感じさせる意匠が随所に見られる。効能豊かな源泉を堪能する最上階の大湯処は、趣向を凝らした湯船と周囲の山並みを見渡す大パノラマが自慢。冬は真っ白に雪を被った山の頂を望みながら、体の芯までじっくりと温まりたい。日本有数の米どころ・越後ならではの夕食では、多彩な旬の幸に合わせ越後の地酒も一献。食後は和洋折衷の居心地よい客室で、心満たす和みの時間を過ごせる。